不育症の本を読んで、ふむふむ

不育症の本にとても興味深いことが書かれていました。

書かれていた内容はこんな感じ。

 

不育症検査で異常値が出たからといって、それが原因であると診断するのは安易である。

例えば、高プロラクチン血症や症状のない軽度甲状腺機能異常、黄体機能不全、抗核抗体陽性などは異常値が出ても、それが過去の流産の原因であったかというと非常に疑問が残ることは国際学会のコンセンサスになっている。
しかしながらそれらに対する治療を行い、良い結果がでれば治療の成果と感謝され、結果が悪くてもやることはやってもらったので悔いはないと患者からは感謝される。

私が思うに、医療に携わる人間なら何かを施したい気持ちになるだろうし、何かをしないといけないといった責務を自分自身の中に勝手につくってしまうのかもしれません。

不育症の本の著者はさらに踏み込んで、こう書かれています。
医者としては、患者が来たならば何かの異常を提示し治療を施せば、患者の評判は悪くならないわけであり、そうして医療のレベルは低下していく。
間違った原因を治療している間に正しい原因を見逃すことになる。

こういう原理は、不育症に限ったことではないような気がするのは私だけ??

 

これを踏まえて、私のやり方や考え方も少し書いておきます。

当院に来られる患者さんは、不妊で悩まれている方や体質を改善したい方がたくさん来られていますが、患者さんの訴える身体の不調はいろいろあります。
私はひとつひとつ症状を聞いていきます。
冷え性・不眠・肩こり・腰痛、神経痛や糖尿やリウマチやヘルニアや・・・、10個では収まらないくらいいっぱいおっしゃってくださる患者さんもおられます。(病院だと一体どれだけの科を回らないといけないやら…。)

症状をいろいろと聞くのだけれども、はりをする時にはそのひとつひとつの症状にこだわるよりも、患者さんの自然治癒力を高めていくということに意識を置いて向き合っていることの方が多く、その方が患者さんの身体にいい影響を与えていると考えています。

 

治癒力を高めていくためには、五臓(肝・心・脾・肺・腎)と気・血・水の巡りを整えていくことが大切です。そうすることで、症状が1つまた1つ改善され、身体は本来の働きを取り戻していきます。

それに、自然治癒力を重視することには、もう一つ大きなメリットがあるんです。
それは、病名の付けられない症状や原因の分からない症状にも有効だということです。
原因不明の不妊症に、とりあえず薬、ではなくて鍼灸治療も試してみてください。

 

これを読んでふむふむと思われた方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいね!

ちなみにふむふむとは、理解したとか、納得したという意味です。