鍼灸をすると身体が良くなる・悪くなる??

患者さんから『鍼灸を受けた日の夜に腰が痛くなった』と伺いました。

 

鍼灸をすると半日~1日ほど痛みが出てくることがあります。

特に、常日頃からストレスがかかる生活を送っている方に多く見られます。

これは身体が良くなろうとしている過程で起こるもので、身体が悪い方向に行っているわけではありません。

 

ではなぜ今まで感じなかった痛みが出てくるのか?

それは、鍼灸をすると今まで交感神経優位の身体が、副交感神経優位の身体へと変化していき血流が良くなるからです。

ストレスから解放されて、リラックスした状態とも言えます。

血流が良くなると、今まで出来なかった身体の修復をしていくことができます。

これが自然治癒力と言われているものですが、この過程で痛みを感じることがあります。

このことを、西洋医学では回復反射と言い、東洋医学では好転反応と言います。

 

しかし、鍼灸をして身体が悪くなったと思って、痛み止めなどの薬を飲んでしまったらどうなるでしょうか。

薬は交感神経優位にする働きがあります。

修復していた血液の流れが止まり痛みは感じにくくなりますが、せっかく良くなろうとしていた身体がまた逆戻りになりかねません。

幸い、この患者さんは腰に痛みが出てもしばらく様子を見て過ごし、その後自然と痛みがなくなったようでした。

 

鍼灸をすると、本来持っている自然治癒力が働いて、身体は良くなろうとします。

その過程で痛みを感じることもあります。

そんな時は、ゆっくりと休んで、あとは自然治癒力に身体をゆだねてくださいね。